冒険心

リアル脱出ゲームに挑戦してみた。
とは言っても広い会場とか遊園地とかでイベント開催されているものではなく、本の話。
内容は本書内の説明書に書かれているとおり、ゲームブックそのものだが、付録に新聞やら地図やら含まれていてリアル脱出ゲームっぽい。とりあえず、一探偵として怪しい村に出かけることとなったわけだが、おどろおどろしい雰囲気を楽しんでいたら昔、迷子になった時のことを思い出したので今回はそちらの件について。

買い物等していると知らない道を通りたくなることがたまにある。
理由はその当時でまちまちだったと思うが、そんな時はたいてい目印になりそうな建物を確認して、頭の中で地図を描いてみる。
この道は隣の大通りと平行しているはずだから道なりに進めば大丈夫、電車の高架があそこに見えているからこの道をまっすぐ、といった感じに目測をつけていつもの道を外れてみる。
その推測が当たっていれば問題ないが、時折はずしにはずして迷子になるときがあった。
今でこそスマホで調べれば一発で現在地が把握できるが、当時連絡手段もないとあって、それはもう慌てる。
それなりの大通りに当たれば幸いだが、そこが入り組んだ住宅地となるとお手上げ。
来た道をそのまま戻れればいいが、前を向いても、振り返っても知らない道に不安感がどっと押し寄せる。

と、ここまでざっと思い出したままの雑感を書いてみたが実はそんな時に何を考えて、何をしたか、というあたりについてはあまり覚えていない。
覚えているだけでも数回知り合いに助けを求めるレベルの迷子になっているはずだが、よほど慌てていたのか、それとも思い出したくないトラウマなのか、新しいなぞが増えてしまった。
ともあれこれ以上突っつくと本当に何か変なものが出てきそうなのでここまで、ということで、怪しい村へ逃げ込みたいと思う。

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