RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】で差分イベントを作って遊んでみた

引き続きGW中のセールで買ってきたシリーズからチョイス。
今回は
RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】
デフォルトパーツにはない神社的なマップを作る公式タイルセット素材になります。
初めは中身のほうを確認しつつ、後半では実際にツクール内でマップを作って、試していきたいと思います。

RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】

RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】 はRPGツクールMV上で使える公式素材集。
マップ製作に使えるタイルセット、BGMをはじめとした音素材、そのほか購入特典のセットとなっており、
今回のテーマは神社、寺などを再現できる和風タイル。

公式ストアはこちら。

公式にある素材の詳細や、サンプル画像を見るとわかる通り、神社、寺のような建築物を作るというよりかは境内や敷地全体の屋外を作るような構成になっている。

中身

ダウンロードしてきたものを解凍すると、
音系の素材がまとめられたサウンドフォルダ、
タイルセット、購入特典のバトラー素材のまとめられたタイルフォルダ、
説明書。
の構成となっており、適時使用したい素材をツクールMVのインポート機能を使って取り込むか、
製作中のプロジェクト内の『audio』『img』フォルダ内に直接投げ込んで使用するという利用方法になっています。

サウンド関連

収録されている内容は
BGM、BGS、ME、SEの四種類で、公式ストアで各曲のタイトルを確認することが出来るので、参考にしてもらいたい。
また、各曲の形式はAAC(m4a)とoggになっている。
ヘルプによるとPC環境ではogg、スマホ環境だとAACのファイルが必要となるらしい。
エディタ上ではoggファイルのみを入れておけばとりあえず一覧に表示されるが、後々のことを考えると両方セットにしておいた方が無難。

BGMは黄昏というテーマに沿ってか、街中などに使えそうなスローテンポの和風ものが中心に十曲収録されている。
いかにも神社仏閣に合いそうな神聖さや荘厳さを感じさせる『神社1』や『寺院2』、旅の途中で立ち寄る宿場をイメージさせる軽快な『村1』、祭囃子の流れる『喜び』あたりが個人的にはお気に入り。

BGSはBGMとは別に流れる環境音のようなもので、こちらは九種類。
中身に関してはほぼタイトル通りになっている。
一応聞いてみた感じだと、補足が要りそうなのは、
『風のそよぐ音1』は雨が降っているときのBGSにも使えそう。
『池2』はカエルの合唱。
『お堂の雰囲気』は木魚のポクポク音からのチーン。
くらいかと。

MEはシーンの合間に使うジングル系のものが五種類。
こちらもほぼタイトル通りの内容で今回は汎用的ではなく、ピンポイント狙いの印象。

SEは今回収録されているタイルセットとセットで使えるようなものが十一種類収録されている。
重々しい扉を開く『土蔵の扉1』や賽銭箱に小銭を投げ入れる音、 手水舎 関連などがうれしいところ。
特に手水舎に関しては、すくう音と常に水が流れ続ける環境音の二種類が収録されているので、後者をBGS代わりに使用すると、一気に雰囲気が本物らしくなる。

タイル関連

タイルのフォルダには
購入特典のツクールXPバトラーの画像
(通常5種と同じモデルのSV対応版5種)と
本命である神社テイストのタイルセット
が収録されている。
購入特典分に関しては
前にRPGツクールMV公式素材集No.1-2【和・闇】の中身について触れた際に紹介しているので今回は割愛。

ちなみにその記事はこちら。

改めて、タイルセットの中身について。
今回のテーマは和風、神社仏閣系になっており、
内部を見てみると、
鳥居をはじめとして、
灯籠、手水舎、土蔵、ご神木、理由はよくわからないが神社でよく見かける旗、シンプルな池、
狛犬、門松、など、境内で使えるパーツが多め。
中には刀飾りや、盆栽、巻物やお札、鎧人形など室内飾りとしても使えそうなものあるが、今回は外観に絞って一つマップを作っていきたいと思う。

と言う訳で早速試してみることにした。
タイルセットに関しては、先ほども触れた通り、
(プロジェクトフォルダ)>img>tilesets
に投げ込むか、ツクールの素材管理機能からインポートすれば使用できるようになる。
ただタイルセット系のお約束だが、通行設定は白紙の状態で登録されているので一つ一つパーツを見て設定していく必要がある。
今回は前回のものと両立する場合も考えて、タイルセットEに登録してみた。

RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】で差分イベントを作って遊んでみた‐素材を利用して作ったマップ全体像

今回は地面にあたるパーツはないのでデフォルトのものを利用。
あまり難しく考えずに神社的なものと、はずれにご神木的なものを配置、少し隠れたところに稲荷があったり暗がりに地蔵があってビビったり、とかとかいろいろ想像しながら作ってみた。
神社仏閣に関する知識は皆無なので、おかしいところがあったら申し訳ない。

さすがに公式素材なだけあって既存パーツとの違和感はほとんどなし、上記マップは小物類は追加素材のみでまとめてあるものの、ここに他のシリーズ素材を足してみたり、デフォルトの植物系の小物を追加していってさらにクオリティアップを狙うのもありですな。

差分イベントで遊んでみる

マップ作成に関してはここまで。
今回は実際にイベントを作ってみたうえでテストプレイ画面でどのように見えるのかいろいろ試していきたいと思う。
テーマはタイトルにもある通り、
「差分イベントで遊んでみる」
となっております。

RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】で差分イベントを作って遊んでみた‐テストプレイご神木1

おや?ご神木の様子が・・・?

RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】で差分イベントを作って遊んでみた‐テストプレイご神木2

なんということだー。
これは深刻なマナ不足ですね、間違いない。
今回のイベントは大体全て
マップから一度対象を削除。
イベントをマス目状に配置(ご神木の場合は3×4)。
イベントの1ページ目に変化前のグラフィックを配置。
2ページ目に変化後のグラフィックを配置。
1ページ目のイベントでスイッチON
2ページ目の出現条件に↑でONにしたスイッチを設定。
という仕組みで実現しています。

RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】で差分イベントを作って遊んでみた‐テストプレイ池ノ水1

続いて池の水を、

RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】で差分イベントを作って遊んでみた‐テストプレイ池ノ水2

抜いてみました。
イベントのグラフィックにキャラクターチップではなくタイルセットのほうを指定すると、イベントのプライオリティが自動的に『通常キャラと同じ』になってくれず、この手の『決定ボタン』がトリガーになっているイベントがなぜか起動しない。
という経験をしたことが一度はあると思います。

RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】で差分イベントを作って遊んでみた‐テストプレイ稲荷様

稲荷様を拝むことで時間変更。
黄昏というタイトルに合わせて夕方にしてみました。

RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】で差分イベントを作って遊んでみた‐テストプレイ手水舎

冷たい!
スクショでは全く伝わってきませんが、BGSとSEを組み合わせた手水舎は結構いい味が出ていると思います。

RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】で差分イベントを作って遊んでみた‐テストプレイ狛犬

狛犬にはなぜか四方を向くバリエーションが用意されていたので回せるようにしてみました。
二体の狛犬の向きを正しい方向に向けた時、何かが起こる!?

RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】で差分イベントを作って遊んでみた‐テストプレイ土蔵1

夜には秘密の通路を抜けて土蔵の前に。

RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】で差分イベントを作って遊んでみた‐テストプレイ土蔵2

何がこの先に隠されているのか、
君の目で確かめてくれ!
みたいな感じ。

RPGツクールMV公式素材集NO.1-3【和・黄昏】で差分イベントを作って遊んでみた‐テストプレイ参拝

最後は賽銭箱の前で手を合わせてお終い。
今から見ると、せっかくの本堂なのに少しシンプルにし過ぎた気がする。
しめ縄とか、お札とかもう少し装飾するべきだったかも。

以上、差分イベントを作って遊んでみる、でした。
テーマ的に境内のようなものを作りましたが、既存の建物を並べることで街中にある神社仏閣にしてみたり、蔵だけ生かして和風街並みの中にあるレトロな空間を演出してみたり、という使い方もありな一品でした。

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