【RPGツクールMV】MADO -WINDOW BUILDER-を試してみた

引き続きセールで買いだめしたシリーズから。
RPGツクールの拡張ツールである

MADO -WINDOW BUILDER-

を試してみたのでこちらもスクショ多めで紹介。

今回は素材集という面もあるのでパーツの部分には強めのぼかしを入れてあります。
ご了承ください。

取りあえず、steamのリンクをペタリ。
買ったのは公式のショップのほうだけど基本的にセールの時には
両者連動しているっぽいので、
価格確認にはこちらが便利かと。

改めて概要を。

MADO -WINDOW BUILDER-

RPGツクールMV対応の拡張ツール。
ツクール作品では目にする機会が多々あるウィンドウ部分を簡単に作ることが出来る。
一応ツクール系列で使うよりも少し厳しめな条件をクリアすると
出力した画像を別のソフトでも扱えるそうだが、
基本的な工程として、

MADO起動
ツクールMVのプロジェクト指定→指定後製作できるようになる
各種ウィンドウ作成
 ・会話(テキスト表示画面)
 ・ステータス(メニュー画面全般)
 ・戦闘(戦闘中の画面全般)
 ・その他(タイトル他)
エクスポート(ツクールMVのフォルダを直接指定)

という流れになっているのでMVは必須。
エクスポート後は
(プロジェクト名フォルダ)→img→system
のフォルダ内に制作した四つのシステム画像が保存されているので、ツクールMVに追加される「AltWindowFrame」をプラグインのほうで有効化すれば差し替え完了。

というわけで実際に動かしてみた。

MADO-WINDOW-BUILDERのデフォルトエディタ画面

起動時のエディタ画面。
右上に用意された背景、フレーム、コーナーの各パーツを選んでいくことでオリジナルウィンドウを作ることが出来る。
また、その下のテーマでは上の三つのパーツをセットにしたいわゆるお勧め構成で簡単に作ることも可能。
選択したパーツは中央の画面に表示してくれるので
直感的に遊べるのがありがたい。

MADO-WINDOW-BUILDERのエディタ画面進め方解説その一

起動直後の状態ではパーツも選択できないので、
まずはMVプロジェクトを開く。
エクスポート自体は改めてフォルダを指定して行うのだが、プラグインの追加もひっそり行ったりしているのでできる限り
本命のプロジェクトで作る方がベターかも。
(一応プラグインと画像の作成日時は同じなので両方ともエクスポート時に作成されるものだとは思う。)

MADO-WINDOW-BUILDERのエディタ画面

せっかくなのでファイルタブの隣、ツール内にあるオプションも紹介。
内容的にはツクールMVのものとほぼ変わらないけど
色合いによってウィンドウの見え方が変わってくるだろうから
本家のほうよりも重要かも?

MADO-WINDOW-BUILDERのエディタ画面の色彩を変更

適応してみた。
いつもの色合いに見慣れているせいで違和感がすごい。

MADO-WINDOW-BUILDERのエディタ画面進め方解説その二

早速作ってみる。
こちらは会話画面のウィンドウ。
基本的に三点セットで使うような構成になっているが、各パーツは未使用にすることもできるので、
枠だけ、背景だけ、コーナーは使わずシンプルに。
みたいな調整もできる。

MADO-WINDOW-BUILDERのエディタ画面進め方解説その三

ステータス画面。
個性の強いコーナーパーツに目を引き付けられがちだけど、背景やフレームも単純な色違いというものは少なく、工夫次第で
いろいろ作れそう。
上の画像では木目調背景にピンクのコーナーを使ってみた。
なんとなく桜とか現代学校とかのイメージ。

MADO-WINDOW-BUILDERのエディタ画面個別パーツ解説画像

パーツは背景、フレーム、コーナー各50種類ずつ。
単純計算でもパーツ未使用も含めれば13万通りに近い組み合わせを作ることが出来る。
またパーツはカテゴリ分けもされている。
内訳は
 ・王道(ファンタジー、時代劇もの含む):15種類
 ・現在(ネオン、ホラー系):5種類
 ・ポップ(アート、ゴシック系):9種類
 ・素材(木目、天然、明るい金属系):10種類
 ・機械(錆付き金属、デジタル、近未来系):6種類
 ・その他(シンプル、独自系):5種類
となっている。

本体の方に素材画像を増やしてみたりしたけど、
エディタのほうでは反応がなかったので、
素材を追加したりするのは公式の追加素材待ちかと。

MADO-WINDOW-BUILDERのエディタ画面個別テーマ解説画像

テーマのほうはプリセットから選ぶことが出来る。
各素材はこちらに合わせて作られているので、
王道の組み合わせで気軽に作りたいという場合はこちらを使うと楽に作れるといった感じ。

以上でエディター画面についてはお終い。
やっぱりこれだけ素材量があると、適当に組み合わせてエクスポートしているだけでも結構面白いね。
というわけで、以下実際にゲームに組み込んでみた。

MADO-WINDOW-BUILDERで作ったウィンドウを実際にMVのほうに適応してみた画像。タイトル画面

タイトル画面。
伝わりにくくて大変申し訳ないが、和紙背景に赤枠、和風装飾で日本っぽいテーマで作ってみた。
このウィンドウはエディタ内ではその他に分類されていて、
ヘルプ曰く、他の会話、ステータス、戦闘で使われていない部分と言った書かれ方をしているが他の場面で使われているのは確認できなかった。
会話の選択肢、数値入力、名前入力、買い物画面、アイテム使用選択画面とかがデフォルトのままで若干不具合気味だったので、そこら辺を将来的にカバーする予定なのかも?

MADO-WINDOW-BUILDERで作ったウィンドウを実際にMVのほうに適応してみた画像。メニュー画面

メニュー画面。
少しおどろおどろしいホラーテイストでまとめてみる。
デフォルトの状態だからRPG感すごいけど、プラグインとかで
表示をいろいろいじれれば逃げゲーとかにも使えそう。

MADO-WINDOW-BUILDERで作ったウィンドウを実際にMVのほうに適応してみた画像。アイテム欄の画面

こちらの設定はステータス、アイテム欄、装備、オプション、セーブ、ゲーム終了全部に適応されています。

MADO-WINDOW-BUILDERで作ったウィンドウを実際にMVのほうに適応してみた画像。会話テキスト画面

会話画面。
やたらポップな組み合わせに。
メルヘンな世界観とか、見た目明るいけど本当は怖い話みたいなのにも面白そう。
選択肢のほうで先ほど触れた不具合っぽいのが起こっているけど、これの対処法は触っているうちにいくつか見つけたので後々触れたい。

MADO-WINDOW-BUILDERで作ったウィンドウを実際にMVのほうに適応してみた画像。戦闘画面

戦闘画面。
機械系パーツ中心で一つ。
重厚感溢れる感じがちょっと好き。
某戦車ものRPG感あるね。
ただコーナーが若干かぶり気味なのでその辺りは要調整。

以上実際に適応してみたでした。
素材として作るだけじゃなくて、通常時では一種類しか使えないウィンドウを四種類の用途別に分けて表示できるようにする拡張機能付きなので、ゲームとして一気に華やかさが増してくる感じがいいね。
遊んでいても、こういうちょっとした部分がデフォルトと変わっていると、おおっ、となったりするし、手軽に遊びながら作れると思えば結構いいかもしれない。


上の方で触れた表示周りの改善策について。
少し触ってみた程度なので全てをカバーしているかどうかはわからないけど一応対策的なものを考えてみた。

タイトル画面辺りで触れた通り、デフォルトで適応した状態だとゲーム中のいくつかの場面で

背景が透明、白枠のみ

という表示を見る。
これに関してはおそらくシステム側で画像の指定漏れがあり、
(プロジェクト名フォルダ )→img→system
内にあるツクールMVのデフォルト画像である「Window」が適応されてしまっているのが原因。
なので方法としては
・あえてプラグインを使わない
・Windowの画像を変更する
の二種類がある。

1) あえてプラグインを使わない

システム周りの拡張プラグインである
「AltWindowFrame」
は複数のウィンドウを使い分けることのできる、
いい感じのプラグインではあるのだが、
やはりシステム面を弄っている点もあり、やや既存のプラグインと競合しがち。
なのであえてブラグインを使用せず、基本形である
「Window」
の画像のほうにフォーマットを合わせなおして
適応させれば一応問題は解決する。
幸い画像自体は出力されたものと上記を比べてみればわかるが
そこまで形は変わっていないので画像の編集ソフトがあれば簡単に変更できる。

MADO-WINDOW-BUILDERで作ったウィンドウで起こった不具合に対処してみる画像。プランA

簡単な編集で済ませようとするとコーナーパーツが犠牲になってしまうが、枠が小さくなる選択肢や数値入力系で使うことを考えるとこちらの方が汎用性はあるかもしれない。
あと当然だが、使えるウィンドウの種類は一つになってしまう。

2) Windowの画像を変更する

もう一つは汎用で使われてしまっている。
システム画像「Window」を変更する方法。
こちらは画像を編集する手間もなく、さらに簡単に行えるのがポイント。
手順としては、
(プロジェクト名フォルダ)→img→system
のフォルダ内にある、「Window」を削除。
その後、「Window_Battle」等の
”Window_”で始まる好きな画像をその場にコピペ。
名前を 「Window」に変更するだけ。
同じ画像が二つに、しかも 「Window」のほうは元から形も変わってしまっているが特に問題はない。
「AltWindowFrame」
によって 「Window」の読み込み方も他の製作した素材と同じになっていると思われる(背景が透明になるのはこれが原因)ので、起動してみると、普通に表示されるようになる。

MADO-WINDOW-BUILDERで作ったウィンドウで起こった不具合に対処してみる画像。プランB

このように無事に表示される。
先に書いた通り、会話中の選択肢、数値入力、アイテム選択などに使われるので、会話の物を使いまわすのがベターだと思われるが、あえて独自に画像を作り直して選択肢の部分だけ新しい枠を使うというのも面白そうではある。

他のウィンドウも引き続き使うことが出来るのもポイント。

ただこちらの方にも問題がないわけではなく、
本来変更する予定のない素材を変更してしまっているので、
「AltWindowFrame」を無効化すると表示がおかしくなってしまう。
もし無効化したい時はあらかじめバックアップを取っておくか、別のプロジェクトから新品の 「Window」を引っ張ってくる必要がある。
また、今後不具合修正等が入った場合にも同じく表示が意図しない方向に変わってしまうという可能性もなくはない。

二種類のどちらでも簡単に動かしてみた感じは問題なさそうなので、好みで使い分けてくれればいいんじゃないかと。

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