普段ハード面でお世話になっているパプリカ氏からゲームパッドをもらったので、たまには趣向を変えてレビュー的なものをしてみる。
とはいってもシステム面に関してはあんまり詳しくないので、基本的な機能、触ってみた感じをつらつら書いていく流れになると思われますので、よろしくお願いします。
IFYOO XONE Pro
『IFYOO XONE Pro』はWindows、Android、PS3に対応の有線型コントローラー。
ケーブルはマイクロUSB。
製品名で検索すると、ブルートゥース対応の似たような名前のコントローラーがヒットするけど、説明書を見た感じ、今回のこれは有線専用らしい。
値段を見てみるとわかる通り、いわゆる非純正コントローラーだが、基本的にドライバー不要、PCに差し込んだだけで360コントローラーとして扱ってくれるという簡単さがいい感じ。
基本部分
本体の画像。
配置はXBOX360コントローラーのもので
接続前に触ってみたところ、 スティックを倒す際の硬さはXBOXoneのものと大差無いが、なんというか、ブレーキ感がやや足りない感じがする。
ABXYボタンのほうはXBOX系の押すときに少し強い抵抗があり、カチッとなるタイプだが新品ということもあってかやや硬いという印象。
対して十字キーのほうはナチュラルに押せるPS系のものに近い感触。
既存の物と少し離れているのがLR関連で、LB、RBのほうは押した感触、反発ともに柔らかい。
感覚的にはPS系の〇ボタンとかと同じくらい。
一応押し込んた時にはコン、という押した感覚があるものの、強く押しっぱなしにしたり連打したりする部分でもあるので少し心配。
トリガーのほうもやや柔らかい調整で勝手に入力されてしまうほどではないが
戻ってきたという感触が弱いので、一瞬戸惑う場面もあるかも。
押し心地全体でいうとやや軽くなっている印象だが指が疲れにくいということでもあるので、一概に悪いとも言えない。
実際に持ってみた感じはだいぶいい。
XBOX系列特有の手にしっくりくる感じが再現されていて、
満足。
PCと接続
いよいよ接続。
やや奥まっている接続部カバー付きの部分にマイクロUSBを接続する。
細かい部分だけどこういう接続部を隠して一体型に見せる感じ、割と好き。
特に設定なしでもPCにつないだだけで360コントローラーとして認識してくれた。
基本的な入力についてはXinputなので問題なさそう。
ちゃんと三つ以上の同時入力とかも平気。
LR系も連打してみたりしたがしっかりと入力されている。
十字キーのほうも斜めの入力が若干難しいが上下左右に関しては思った以上に的確に入力出来て少し驚いた。
連射モード(説明書によると連発機能)は連射したいボタン+ターボボタンで切り替え可能。
連射に関してはスタートセレクト以外の全ボタン、スイッチに対応しているので、
通常の連射以外にもRトリガー連射、十字キーの上連射、右スティック押し込み連射なども可能。
普段連射系のコントローラーを使っていないのでわからないけど、そのあたりが有効に使えるゲームってあるんだろうか。
ターボは各ボタン独立している切替ボタン制なので、同時押しを駆使すればAとRB同時連射、Bを連射モードにしつつ、Aは解除、みたいな入力も可能。
こっちもどう生かすのかイマイチわからんけど。
また、このコントローラーにはデフォルトではXinput(360コントローラー)モードになっていて、HOMEボタンの長押しで簡単にDinputモードに切り替えられる。
試してみたところ『IFYOO Gamepad』として再接続された。
こちらは右スティック上下がZ回転、左右がZ軸、
左スティックがXY軸のDinputモード。
トリガーが7、8ボタンに振られていて、
1、2、3、4がY、B、A、Xに対応しているいつもの。
ツクール系列ではXinputのみ対応の物があったり、Dinput推奨の物があったり様々なので切り替えて使えるのはありがたい。
あとホームボタンはボタン扱いされていないようです。
ちと残念。
面白いところだと、スタートと左スティック押し込みを二秒間同時押しで左スティックと十字キーの入力を入れ替える『JD-Switch機能』というものがあった。
たまに個人製作系のゲームだとパッドに対応していても十字キーのみで移動だったりする場合もあるのでそういった時に有効かと。
説明書
説明書。
日本語完全対応で一安心。
前述したモードの切り替えや各種ハードに接続するガイドも載っている。
中身はこんな感じ。
接続方法のほうもしっかり日本語でまとめられている。
実機プレイ
最後にゲームを実際動かしてみた感想。
とりあえず手持ちでアクションっぽいタイトルということで地球防衛軍4.1を遊んでみた。
今時ある方が珍しいのかもしれないけど、
操作系の遅延は無し。
両スティックともに抵抗感的なものが少ないのでPS4のコントローラーと比較してみると、細かいエイムをする時に戸惑う場面があったが、普通に遊ぶ分には全く問題なく使うことが出来た。
重量的には360コントローラーに比べると少し軽め。
振動機能も問題なく動いていたので材質の差とかかな。
持ちなれているという部分もあるかもしれないが、
ゲームを遊ぶ流れで動かしてみると、思ったよりボタンの柔らかさは気にならなかった感じがする。
まとめ
何かと使い勝手のいいXBOXのコントローラーをベースにいろいろ便利機能を詰め込んでみましたという印象。
そこまで使い倒したわけではないので、耐久性などは未知数だが、何より箱コン特有の手にしっくりくる感じが再現されているのでそれだけでも価値があるんではないでしょうか。