『自薦 THE どんでん返し』を読んだ その1

先日本屋で見かけた『自薦 THE どんでん返し(双葉文庫)』を買ってきたので軽く感想を書いてみる。
一応ネタバレにはならないように心がけるけど題名についている「どんでん返し」の部分については少し内容に触れた感じになると思われるので注意。

自薦 THE どんでん返し(双葉社ホームページ)

本作品は推理小説で有名な複数の作者の作品を集めた短編集。
テーマは「どんでん返し」となっていて、最後の最後で読者にあっといわせる構成とのこと。
ここまで最初に書かれてしまうと、どんでん返しのびっくり加減が半減してしまいそうな気がしなくもないが、とりあえず各作品ごとに軽く触れていきたい。

以下目次とその感想を書いたページへのリンク
『再生』 綾辻行人
『書く機械』有栖川有栖
『アリバイ・ジ・アンビバレンス』 西澤保彦
『蝶番の問題』貫井徳郎
『カニバリズム小論』 法月綸太郎
『藤枝邸の完全なる密室』 東川篤哉

今回扱っているのは以下二作品となります。
『再生』 綾辻行人
『書く機械』有栖川有栖

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